ようやく上原はオリオールズ、憲伸はブレーブスに決まりました。
今年も去年に増して日本人投手がメジャーで大暴れしそうです。
今から楽しみです。
ところでメジャーと言えば・・・・。
最近はBSやCSの大リーグ中継で知られるようになったでしょうか。
アメリカの野球におなじみの光景、球場総立ちの合唱「私を野球場に連れていって」。
何度も聞いているうちに覚えてしまいました。こんな歌詞です。
Take me out to the ball game.
Take me out to the crowd.
Buy me some peanuts and Cracker Jacks.
I don't care if I never get back,
'Cause, it's root, root, root for the home team.
If they don't win, it's a shame.
For it's one...,two..., "Three strikes, you're out!"
At the old ball game
ここでいう[ball game]とは一般に言う「球技」のことではなく「野球」を指します。
また、[root]は「応援」を意味し、[Old]は「昔馴染の」とか「なつかしの」を意味します。
この歌は1909年にJack Norworthという歌手が発表したものが原形になっています。
オリジナルの歌詞はちょっと違っていますが、意味はほとんど違っていません。
当時出版された説明によりますとKatie Caseyという野球狂の女性がデートに誘われて野球の方が良いと言った、
その台詞だとなっています。1927年に一部改訂された版では女性の名前はNelly Kellyに変っています。
実際にはJack Norworthマンハッタンに向かう電車の中でわずか15分で書き出したものです。
いわゆる[The Seven Inning Stretch]、野球の試合で7回に入る小休憩で歌われるようになりました。
この歌と曲は1949年に公開された[TAKE ME OUT TO THE BALL GAME]で効果的に使われました。
主演はフランク・シナトラとジーン・ケリー。組み合わせから分かる通り、ミユージカルです。
映画の内容について書き出すと長くなるので割愛します。おそらく、日本に初めて伝えられたのはこの映画上演時です。
しかし日本には[The Seven Inning Stretch]という習慣は定着しませんでした。
プロ野球よりはるかに歴史の短いサッカー(Jリーグ)には公式の歌として[We are the champs.]があり、
ファン(サポーター)の間で自然と愛唱歌となった「翼を下さい」があります。
なぜかプロ野球にはそういう、ファン共通の歌がありません。寂しいことです。
日本ではプロ野球を見に行くのはある種決意のいることです。
突然行く気になったとしても、球場まで行くのも大変だし人気チームだとチケットが入手できる保証もありません。
一方アメリカではフランチャイズ制の徹底とマイナーリーグのチームも立派なプロ球団として地元の人気を集めていることと相まって、
地方都市であっても日常的に野球を見に行くことが可能な所がたくさんあります。
家族で経営している野球場なんてのもあるくらいです。日常の生活との密着度の違いがこんなところにも表われているのでしょう。
(サッカーに愛唱歌があるというのは、ある種演出によって盛り上がった部分がありますから、単純な比較はできませんけれど。)
球場につどった互いに見ず知らずのファンが年齢や性別、立場を越えて一体感を感じることのできる歌。
「野球が好き」と素直に主張できる歌。そんな歌があるところにもアメリカの野球の歴史と日常にとけ込んだ存在感を感じます。
- 2009/01/12(月) 17:01:49|
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